2020しまね×専攻医
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12島根大学泌尿器科専門研修プログラム■ プログラムの特徴(1)島根大学附属病院を中心に島根県立中央病院、東京(東邦大学医療センター、虎の門病院)および静岡専攻医からのメッセージ 基幹病院として各地から紹介される、進行期癌や治療困難症例に対し、拡大手術を核とした集学的治療に積極的に取り組んでいます。当院では2012年より、ロボット支援手術も施行しており、様々な手術を術者あるいは助手として経験できます。また尿路の悪性疾患だけでなく末期腎不全に対する透析のアクセス作成、導入、維持透析等も行っており、さらに島根県内唯一の献腎移植認定施設であり、生体腎移植も含め腎移植医療も学ぶことができます。大学病院としての専門的知識、研究、診療技術を学ぶことができると同時に、高齢化が進む地域の病院として一般的泌尿器科疾患の診療もでき、豊富な症例に対して責任感を持って治療することを学ぶことができます。(聖霊浜松病院)の診療拠点病院と地域医療を担う島根県の中核病院の2群から構成。(2)泌尿器科専門医に必要な知識や技能、地域医療との連携や他の専門医への紹介・転送の判断を的確に行う能力の習得。(3)大学院進学コース(学術的な涵養を目指す)、臨床修練コース(より高い臨床実施能力の獲得を目指す)、奨学金コース(奨学金貸与を受けた初期研修医)、初期研修医支援資金コース(初期研修後に資金貸与を受けた初期研修医)など。■ モデルプログラム 島根大学泌尿器科専門研修プログラムでは4年間の研修期間のうち初年度と4年目の合計2年間を基幹教育施設で研修することを原則としています。残りの2年間に関しては連携施設での研修となります。大学院進学コースでは4年目に大学院へ入学し研修を同時に行うことが可能です。臨床修練コースにおいても原則的には2-3年目を研修連携施設で研修し4年目に大学病院に戻って研修しますが、本人の希望や研修の進み具合により2年目以降の研修先に関しては専門研修委員会で決定することとします。さらに島根大学地域枠または緊急医師確保対策枠などで入学し、在学中に島根県より奨学金貸与を受け卒業された方を対象とした奨学金コースや、初期研修後に資金貸与を受けた初期研修医を対象とした初期研修医支援資金コースも設定しています。■1年次島根大学附属病院(基幹施設)での研修基本的知識及び技能の習得■2年次連携病院(診療拠点病院)での研修基本的知識及び技能の習得■3年次連携病院(診療拠点病院)、地域中核病院での研修病院の特色に合わせた専門的疾患に対する理解地域医療の現状に関して理解を深める■4年次島根大学附属病院(基幹施設)での研修より高度な専門知識、技能の習得学会発表、論文発表を通じた科学的探求心の涵養島根大学医学部附属病院 泌尿器科/杉谷 智之PROGRAM

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