2020しまね×専攻医
30/42

29島根県立中央病院 救急科専門研修プログラム■ プログラムの特徴 島根県立中央病院救急科プログラムでは、島根県立中央病院を基幹施設とし、連携施設(島根県内5施設、県外3施設)と協力して救急科専門医を育成していきます。 このコースの特徴としては、救急室における救急外来診療が挙げられます。この診療では、小児から高齢者まで、軽症から重症まで、疾病・外傷、各科専門領域におよぶあらゆる救急診療を救急医が担当することになっており、豊富な臨床経験が出来ます。 また、集中治療室、救命救急センター病棟における入院診療 、病院前救急医療(地域メディカルコントロール、ドクターカー、ドクターヘリ)、災害医療などもしっかりと学ぶことができます。専攻医からのメッセージ〜島根県立中央病院救命救急科では〜 ERではWalk-in、救急車、ドクターヘリなど様々な経路から、軽症から重症まで幅広い患者に対する救急医療を提供しています。ICUではERからの重症患者だけでなく、院内で急変、重症化した患者も含めて全身管理を行います。さらに一般病棟ではICUから退室となった患者の継続した管理に加え、高齢化社会ならではの多様な問題を抱えた患者を受け入れています。また退院調整まで救急医が進んで携わります。介護体制の整備やこれに向けた医学的管理の調整を多職種で連携しながら取り組むことにより、良好な社会復帰と低い再入院率を目指しています。またドクターヘリのOn the job trainingを通してPre-Hospital診療を学ぶこともできます。 最大の特徴は多様な症例を入院から退院まで一貫して診療できることにあると思います。時間的制約の中で広範囲の医学知識、手技を応用し即座に適応する救急医学の実践はもちろん、Intensivist/Hosptalistとしての病院総合診療的な側面も持ち合わせ、本当に日々多くのことを学んでいます。また適宜勉強会を開催し日々のCrinical questionの解決に取り組みEvernoteを用いて学んだ情報を共有しています。 高齢化社会の中でこれからさらに、複数の病態に対応しEvidence basedな診療を行うことが求められていると感じています。こうした姿勢のもと臨床能力を養うには当院はまさにうってつけの環境です。ともに働き、学び、成長しましょう。■ モデルプログラム隠岐病院/雲南市立病院(3ヶ月)島根県立中央病院高度救命救急センター(集中治療3ヶ月)島根県立中央病院高度救命救急センター(救急診療6ヶ月+集中治療6ヶ月)島根県立中央病院 救命救急科 専攻医/田中 健一朗島根県立中央病院高度救命救急センター(救急診療6ヶ月+集中治療3ヶ月)連携施設(3ヶ月)島根県立中央病院高度救命救急センター(救急診療3ヶ月+病院前3ヶ月)PROGRAM

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る