2020しまね×専攻医
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外科専門医認定試験予備試験7オール島根外科専門研修プログラム■ プログラムの特徴 オール島根外科専門研修プログラムは、島根大学を基幹施設として、県内では、松江・雲南・出雲・大田・浜田・益田・隠岐の7医療圏、他県では、佐世保・静岡の2つの医療圏で合計15施設が連携施設となり、外科専門医の育成に取り組むものです。これら研修施設群における3年間のNCD登録数は12,312例で、専門研修指導医は46名在籍していますので、十分な症例と指導者のもとで専門医を取得できます。特に基幹病院である島根大学での研修では、消化器・総合外科、循環器・呼吸器外科、Acute care surgeryの3講座が密に連携した研修を行うことが特徴です。島根県には人口の多い地域から、いわゆる僻地にある施設もありますので、専門的な知識のみならず、Generalistとしてのバランスのとれた研修ができることが特徴です。専攻医からのメッセージ外科志望の研修医の皆様へ 本年4月より消化器・総合外科に入局しました中村光佑と申します。新専門医制度が始まってからまだ間もない時期ではありますが、元々外科学に興味があったこともあり、思い切って母校の『オール島根外科専門研修プログラム』を選択することに決めました。外科医として扱う領域は広く、学ぶべきことは多岐にわたりますが、その分、将来の活躍の幅は広いと考えています。本プログラムでは、一般外科の症例のみならず、循環器・呼吸器など外科専門医取得に必要な症例を幅広く集めることが可能となっています。大学と関連病院をローテートすることで様々な症例を経験し、熟考したうえで、自身のサブスペシャルティーを決めることができます。経験・執刀症例を含め、指導医の先生方の配慮を頂きながら、日々研修させて頂いています。最近は医学5、6年生も積極的に実習に参加してくれているため、医局全体が盛り上がっています。外科を志している研修医の皆様、来年以降、共に外科研修ができることを楽しみにしています。■専門研修1年目は基幹施設、専門研修2・3年目は連携施設での研修です。3年間の研修期間の うち、少なくとも2つ以上の異なる医療圏で専門研修を行います。3年目の研修は2年次終了時の達成度合を勘案して研修内容を検討します。■最短で4年次に予備試験、5年次に認定試験を受験し、外科専門医を取得することができます。■ モデルプログラム基幹施設1年次島根大学医学部附属病院 消化器・総合外科/中村 光佑連携施設A2年次サブスペシャルティ領域など専門医研修大学院コースまたは外科系臨床腫瘍医育成コース連携施設B3年次基幹施設4年次オール島根外科専門研修プログラムの1例外科専門医研修PROGRAM

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