2021しまね×専攻医
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モデルプログラム19 リハビリテーション科専門医に専門技能として求められるものは、(1)脳血管障害,外傷性脳損傷など,(2)脊髄損傷,脊髄疾患,(3)骨関節疾患,骨折,(4)小児疾患,(5)神経筋疾患,(6)切断,(7)内部障害 (8)その他(廃用症候群,がん,疼痛性疾患など)の8領域に亘ります。島根県内の病院間の連携は良好で,急性期,回復期,生活期すべてに渡って研修できます。脊髄損傷に関しては西日本で有数の施設(岡山県内)で集中的に学習できます。さらに希望がありましたら専門性の高い研修も可能ですのでお気軽にご相談下さい。島根大学リハビリテーション科専門研修プログラムプログラムの特徴研修医からのメッセージMESSAGE リハビリテーションといえば、運動器・脳血管疾患に対するアプローチというイメージが強いと思いますが、その他にも循環器疾患や呼吸器疾患、がん、小児発達、摂食嚥下など多岐に渡る領域でその働きが期待されている分野です。リハビリテーション科医の役割は各疾患特有の"障害"に焦点を当て、その治療方針や個々人の背景・ニーズなどを理解し、生活の質(QOL)の向上を図るための舵取りを担うことだと感じています。個々の患者さんにより必要となる能力や望めるゴールは異なりますが、実際に訓練を行う療法士とともに目標や経過、訓練内容を共有・相談し、チームの1員として患者さんのQOL向上に向けた介入を進めています。また、急性期・回復期・生活期とカバーする期間も広いため自分の専門性や働き方に対する選択肢が多様である点も魅力です。未熟者ではありますが、先輩医師や療法士の皆様から多くのことを学び、日々精進していきたいと思います。島根大学医学部附属病院 リハビリテーション科/濱崎 真由PROGRAM

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